ここまでマネするか中国の若者よ!
今や中国の若者文化に深く浸透するアキバ系文化。08年
2月、「天府早報」が成都のとあるメイド喫茶を紹介した。
2008年2月、四川紙「天府早報」が成都のとあるメイド喫
茶を紹介した。日本の「動漫(アニメーションと漫画)」文化
をこよなく愛する若者達に対し、「優れた伝統文化を持つ中
華民族が、日本文化を真似る必要などない」とする専門家
の意見も掲載。この「いかがわしい舶来文化」は一体何な
のか?と疑問の声を呈している。 今や中国の若者文化に深く浸透するアキバ
系文化。記者が取材したその店も、看板すらない簡素な造りながら店内は満
席という盛況ぶり。一歩入るとメイド姿の女の子が舌足らずな甘い声で、「お帰
りなさい、ご主人様」と迎えてくれる。なんとこれは日本語。女の子はみな大学
生くらいで、童顔の笑顔が「萌え」。いかにもアキバ系が好みそうなタイプが揃
う客は「ご主人様」と呼ばれ、至れり尽くせりのアキバ系サービスが受けられ
る。 この店の4人のメイドは平均年齢20歳前後。その中の1人、「Isami(イサ
ミ)」と名乗る女の子は22歳。景観建築を専攻する大学生だ。中学生の頃か
ら、日本の「動漫文化」に対する憧れが始まった。数年前から「コスプレ」にど
っぷりはまっているのだという。ご両親は何と言っているの?との質問には、
大学だけは無事に卒業して欲しいってと無邪気に答えていた。
中国では8割近くの大学で「動漫」関連の学科が設置されるほど、その人気は
高い。日本のような「オタク」的イメージとは違い、若者文化の先端を走る存在
として一目置かれている。(翻訳・編集/NN)